仕事は常に「自分ごと」として捉え、
時には熱く、時には冷静に、プロジェクトを遂行!
基幹システムグループ
原 陽子さん
文系 2005年入社
基幹システムグループ
原 陽子さん
文系 2005年入社
基幹システムグループに在籍しています。その中で、キリングループ各社の生産・需給にかかわるシステムの運用開発に携わっており、現在は需給計画策定のためのシステムの改修と生産計画を立てるシステムの再構築のプロジェクトに参画しています。
学生時代は商学部に在籍していて文系だったのですが、プログラミングの授業を受ける機会があり、「ものづくり」への関心が高まり、漠然とシステムエンジニアという職種に興味を持ち始めました。また、人が幸せを感じることに寄与できる業界で働きたいという考えもあり、それが実現できると思ったのがキリングループでした。
そして、情報部門を担うキリンビジネスシステム(以下、KBS)への入社を決めましたが、ゼロからシステムの勉強ができる制度が整っていたことも、KBSへの入社を後押しした理由です。
入社後は新入社員研修を経て、現在の物流システムグループにあたるシステム管理一部という部署に配属になりました。その後、キリンビールの需給業務改革の基本的な構想を検討するプロジェクトにて、需要予測システムの再構築を担当しました。そして現在は、物流・需給・生産システムの二次開発、改修プロジェクトなどを中心に、開発の仕事を担当しています。
入社後5年間に経験した「需給」という業務領域は、お客様からの需要に対し、供給量を調整するための業務です。例えば、キリンを代表する飲料のビールは、仕込みから出荷に至るまでの期間が2〜3ヶ月あります。そのため、3ヶ月後にどこでどれくらいの需要が見込まれるかを予測し、「いつ、どこで、どの程度生産をするのか」という計画を立てる必要があります。
この業務において必要となる知識は、それ以降に担当する物流・生産を含む全ての業務を遂行する上での軸として、常に自身を助けてくれるスキルとなっていますね。
これまでの業務で特に成長を実感したのは、物流領域の抱える課題解決を図るプロジェクトにプロジェクトリーダーとして参画したときです。プロジェクトでの目的を実現するためには、どのシステムをどのように改修すれば良いのか、俯瞰的な視点で考えていく必要がありました。
個々の業務領域のユーザーやシステム担当者だけで考えていても、最適な実現方法は出てきません。そのため関係者を巻き込み、共感してもらい、時にはマイナスな条件も話し合いながら進めていきました。それらの検討段階から合意に至るプロセスは、視野と視座を広げてくれる経験となりました。
仕事をする上で大切にしているのは、与えられたプロジェクトを「自分ごと」にできるように、情熱を持って取り組めるところまで落とし込むことです。そのためにも、そのプロジェクトがグループ全体としてプラスに働くものなのか、投資効果を測ったり試算したりして考えていくことが大切になります。
仮に成果が期待できない場合には、代替案の提示や実施時期の調整などを行い答申するように心がけています。また、プロジェクトを実施する際にも実際にユーザーや関係者とコミュニケーションをとって、具体的な効果の根拠を提示してもらうようにもしています。
腑に落ちないまま業務を続けていると、自分で考えることをしなくなってしまいます。また、やらされている感覚で業務をしていては、問題が起きたときに責任転嫁することにもつながりかねません。
だからこそ、入社当時の上司が「目的を理解したうえで行動すること」の大切さを指導してくれたことを今になっても大変貴重に感じています。常に「自分ごと」というキーワードは大切にしています。
予期せぬ課題の発生などによりプロジェクト遂行が難航している場合、遅れを取り戻すために残業や休日出勤をすることはあります。また、法対応などスケジュールを変更できないプロジェクトの場合は、計画的に残業を行う場合もあります。
しかし、仮に残業や休日出勤をした場合でも、振替休日を取得できますので、そこまで負担を感じることはありません。チームメンバーとスケジュール調整をしながらフレックス制度を積極的に利用するようにして、ワークライフバランスに重きを置いて業務遂行ができていると感じています。特に大きな仕事を終えた後は、まとまった休暇を取得してリフレッシュするようにもしています。
また、台風の発生時などは交通機関の麻痺が予想されることもあり、在宅勤務をしましたが、今後も気候の変化などによってこのようなことが増えるかもしれません。そのような在宅勤務でもチームメンバーとは遠隔で連携を図る体制が整っています。
私が思うKBSでの仕事の魅力は、システムを使ってキリングループの目標を達成し、キリンを選んでいただけるお客様の喜びに繋げるというミッションに深く関われていることです。これまで、システムは道具の1つと捉えられてきましたが、いまでは事業とシステムは切り離せないほど密着しています。そのため、事業を成功させる重要な鍵だと言っても過言ではありません。
事業側と一緒に目標を達成していく仲間としてさまざまなことに挑戦できるのは、KBSの魅力です。ただ道具としてのシステムという狭い範囲に留まらず、大きな目標に向かってチャレンジしたいという意欲を持つ人に、KBSはぴったりの会社と言えます。